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受賞作品

【 グランプリ 】

日常の中の非日常

はら 翼紗つばさ さん

あわら市金津中学校 3年生

日常の中の非日常

作品名

日常の中の非日常

作品に込めた思い

福井と言えばの恐竜を描いた上で、なんでもない普通の、のどかな風景も、他の都道府県の人はもちろん、福井県民の人にも伝えたいなという思いで、この作品を描きました。

中村 佑介さん

〈審査員コメント〉
林 亮太 さんから一言

恐竜という強いモチーフを描きながら、決して押しつけがましくなく、画面全体に静けさを保っています。恐竜という題材のスケールの大きさと、身近な風景の親しみやすさがうまく両立していると思いました。構図がしっかりしていて、遠くの空まで描かれているのに、見る人の視線が自然に一点に集まる。非常に完成度が高い作品です。色づかいにも迷いがなく、筆づかいも落ち着いています。こういう「静かな迫力」のある絵は珍しい。何度見ても飽きない。グランプリにふさわしい作品です。

受賞者インタビュー

受賞者

ー グランプリ受賞おめでとうございます。

最初は現実味がなくてふわふわした気持ちでした。
昨年は、恐竜やカニ、めがねなど、福井ならではのモチーフを大きく迫力がある構図で描き、そのインパクトが評価されて読売中高生新聞賞に選ばれたのかなと思っていたので、今年は去年よりインパクトが弱いと感じ不安だったんです。
職員室で先生に呼ばれた時も、なんとなく時期的に"発表かな"とは思ったけど、グランプリの知らせを聞いたときはびっくりしました。
家族に受賞したことを伝えると、とても喜んでくれました。特に受賞を知った祖母は『作品が表紙になったグランプリノートが早くほしい!』と大喜びでした。

ー 題材はどのように決めたのですか?

今回は『日常の中の非日常』というタイトルにしたのですが、福井の日常の風景の中にはいない恐竜を、何でもないのどかな風景の中に描いたら面白い絵になるのではないかと思い、恐竜を題材に選びました。
写真で観察したり、細かく鱗を描いて、かっこよく見せたりするのが楽しく、描いていくうちにどんどん恐竜が好きになりました。
背景に描いた建物は、祖母がDIYで、勉強机など自分にとって大切なものを作ってくれる小屋です。ここは観光地ではありませんが、自分にとって大切で心の休まる場所です。そんな自分にとって日常的だけど大切な風景であり、外観の錆びや古い感じを表現したいと思ったことから、背景には小屋を描き、福井といえばの有名な恐竜のモチーフを組み合わせました。

ー 絵でのこだわりや苦労した点を教えてください。

描く上で特にこだわった点は、恐竜の鱗や光の当たっている部分です。
鱗はアクリル絵の具や細いマーカーを組み合わせて、細かく描き上げました。
自然に光が当たっているように見せるのがすごく難しかったので、細かく描き込むことに苦労しました。
また、背景にある建物の錆びや、草むらの質感を意識して色分けにも苦労しました。
恐竜に注目してほしかったので、背景の草むらなどは、実際には濃い色をしているのですがあえて少し薄い色で描いています。

ー ご自身の絵がキャンパスノートになることについてどのように感じますか。

いつも使っているキャンパスノートの表紙が、自分の絵となることで、形として残ることがとても嬉しいです。
友達はもちろん、学校で普段は交流のないような人にもノートを使ってもらえると嬉しいです。
福井に住んでいると、"都会に行きたい"と思ったり不便に感じたりすることもあります。でも描いていく中で、"普段見ているだけでは気づけない魅力"に気づきました。いつも見ていて当たり前になっている風景でも、描くと"ここにしかない特別な風景なんだな"と感じられました。
有名な恐竜を通してでも、こののどかな風景を通してでも、福井のことを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。今回の作品をきっかけに世界中の人に"福井へ行ってみたいな"と思ってもらいたいです。

【 読売中高生新聞賞 】

黒房

小森こもり 瑛太えいた さん

大阪府立泉北高校 3年生

黒房

作品名

黒房

作品に込めた思い

300年近くの歴史を持つ堺市のふとん太鼓を日本画で描き、大きな房を揺らして進んでいくふとん太鼓の迫力や造形の美しさを表現しました。

中村 佑介さん

〈審査員コメント〉
中村 佑介 さんから一言

この作品は構図が圧倒的です。ふとん太鼓の迫力がそのまま伝わってきますね。祭りのエネルギーを、真正面から描いているのがいい。ただ力強いだけでなく、黒を主体にした中で金や朱をどう置くか、そこにちゃんと考えがあります。伝統行事を題材にしても、古くさくならず、現代の感覚で描いているのが見事です。しかもこれだけ密度があるのに、窮屈さを感じない。筆づかいが自由で、筆圧のコントロールもうまい。「黒」という難しい色を主役にして成功させているのはすごいことです。

【 コクヨ賞 】

現代蹴鞠 埼玉ver

佐藤さとう 実礼みれい さん

伊奈町立小針中学校 3年生

現代蹴鞠 埼玉ver

作品名

現代蹴鞠 埼玉ver

作品に込めた思い

私が「埼玉県といえば」で思い浮かんだ雛人形と埼玉スタジアム2002を描きました。埼玉県は、さといも、ねぎなどの農産物も有名です。もっと埼玉県について知って欲しい、という思いを込めました。

しずちゃん

〈審査員コメント〉
しずちゃんから一言

私はこのタイトルを見た瞬間に笑ってしまいました。「現代蹴鞠 埼玉ver」って、なんておもしろい発想なんだろうと。しかも、ちゃんと絵として成立しているのがすごい。サッカーもひな人形も、それぞれの良さを残しながら描かれていて、見ていて楽しくなります。ちょっと雑なところもあるけど、そこがまた人間味があっていい。思いきって自分の好きなものを組み合わせた勇気がすばらしいです。

【 地区優秀賞 】

1.北海道・東北地区

井上 結月 さん
いのうえ ゆづき

市立札幌平岸高等学校 3年生

いつもの冬

作品名

いつもの冬

作品に込めた思い

北海道は観光地のイメージが強いと思うので、キタキツネが歩いていたり、真っ赤なナナカマドに白い雪がこんもり積もっている、私の好きな冬の北海道のちょっとした日常の光景を描きました。

2.関東地区

本多 叶歩 さん
ほんだ かほ

北海道芸術高等学校 池袋サテライトキャンパス 2年生

空飛ぶペンギン

作品名

空飛ぶペンギン

作品に込めた思い

初めて空飛ぶペンギンを見たとき、ペンギンのお腹にうつる青色の反射や優雅に泳ぐ様子にうっとりしました。その時の感情を大切に、画面全体に配色される青をどう綺麗に見せていけるかをよく考え描きました。

3.中部地区

木村 鳴海 さん
きむら なるみ

名古屋市立若葉中学校 2年生

絞りとでら盛り幸せ名古屋パフェ

作品名

絞りとでら盛り幸せ名古屋パフェ

作品に込めた思い

昔、絞りの着物を着させてもらいとてもうれしかったので、もっとみなさんに知って、着てもらいたいと思ったので描きました。そして、食べたら幸せな気持ちになるパフェに名古屋の魅力を詰め込みました。是非食べて、名古屋を味わってもらいたいです。

4.近畿地区

中路 侑花 さん
なかじ ゆうか

京都精華学園高等学校 2年生

舞妓さん

作品名

舞妓さん

作品に込めた思い

舞妓さんの歩くときに鳴る、コン、カラン、という下駄の音がとても美しく、上品だと私は心惹かれ、そこに着眼点を置き、描きました。

5.中国・四国地区

宮﨑 淑 さん
みやざき しゅく

香川県立高松工芸高等学校 2年生

志々島の大楠

作品名

志々島の大楠

作品に込めた思い

志々島には樹齢約1200年の巨大な楠木があります。力強く根ざす大楠と、降り注ぐ明るい光を思い出しながら描きました。この素敵な木がこれからも更に千年以上生き続けることを願っています。

6.九州地区

奥村 京 さん
おくむら けい

佐賀県立唐津東中学校 1年生

イカフライ!!

作品名

イカフライ!!

作品に込めた思い

呼子のイカが世界に知れわたってほしいと思い、宇宙に飛ばしました。イカフライとフライ、英語で飛ぶをかけています。

【審査員特別賞】

〈林亮太賞〉

jumping 土管坂

〈林亮太賞〉

渋谷しぶや 歩乃佳ほのか さん

高校1年生

jumping 土管坂

作品名

jumping 土管坂

作品に込めた思い

常滑市では、焼き物が有名なので、一番人気のある土管坂を背景に常滑市がたくさんの人からもっと愛される場所になってほしいという気持ちをこめてジャンプしながら、駆け走る常滑市といえばのねこを描きました。

林亮太さん

〈審査員コメント〉
林 亮太 さんから一言

常滑市の土管坂という場所の特徴をしっかり捉えていますね。土管の丸い形と坂の曲線をうまく利用して、見る人の視線が自然に動く構図になっています。猫がジャンプしている瞬間の軽やかさもよく表現されています。土管の質感、レンガの温もりも伝わってきます。色づかいに明るさがあり、地元への愛情を感じました。

〈中村佑介賞〉

青銅豊かな追手門

〈中村佑介賞〉

早岡はやおか 佐納さな さん

高知学芸中学校 2年生

青銅豊かな追手門

作品名

青銅豊かな追手門

作品に込めた思い

高知城の追手門の堂々とした姿は武士な時代から人々を見守る歴史の象徴です。現存する名城、『高知城』を描かなかったのは、高知に足を運んで自分の目で見てほしいと思ったから、ぜひ高知の城下へ来てみいや。

中村佑介 さん

〈審査員コメント〉
中村 佑介 さんから一言

錆びた青緑の使い方がとても印象的です。歴史ある重厚な題材を、独自の視点と色の幅で、やわらかく描けているのがすばらしいです。それだけに終わらず金できちんと気品も表現されています。

〈しずちゃん賞〉

夜の葛藤

〈しずちゃん賞〉

山本やまもと はぐみはぐみ さん

深浦町立深浦中学校 3年生

夜の葛藤

作品名

夜の葛藤

作品に込めた思い

かっこいい青森のねぶたと、深浦の特産物であるマグロを合体させました。最近ではイカが不漁なので、またたくさん釣れてほしいと思い、描きました。そして、服には漁師を見守る星を描きました。

しずちゃん

〈審査員コメント〉
しずちゃんから一言

見た瞬間に「かっこいい!」と思いました。ねぶたとマグロを組み合わせるという発想がすばらしいです。夜の光の表現がきれいで、迫力がありますね。背景の星のきらめきも印象的で、見ていてドキドキしました。絵からエネルギーを感じます。

【 入選 】

1.北海道・東北地区

佐藤 春子 さん
さとう はるこ

長井市立長井南中学校 3年生

伊佐沢の念佛踊り

作品名

伊佐沢の念佛踊り

作品に込めた思い

山形県長井市で受け継がれている伝統芸能の伊佐沢念佛踊りを描きました。この絵を見て興味を持ってくれれば嬉しいです。

森本 凪咲 さん
もりもと なぎさ

長井市立長井南中学校 2年生

これぞ長井だ!来てけろな!

作品名

これぞ長井だ!来てけろな!

作品に込めた思い

金と黒に光る黒獅子長井市のシンボルあやめ、のどかな町を通るフラワー長井線、人々に親しまれる玉こん、市技であるけん玉。どれも長井の温かさを伝えてくれる物です。

鳴海 乃愛 さん
なるみ のあ

宮城県宮城野高校 1年生

お正月の景色

作品名

お正月の景色

作品に込めた思い

宮城県民でも、知らない、食べたことのない人が多いであろう、仙台雑煮とへそ大根のお煮しめを描きました。栄養満点で美味しい自慢の郷土料理です。みんなにもこの魅力が伝わってほしいという思いを込めて描きました。

町田 結花 さん
まちだ ゆいか

高等専修学校 秋田クラーク高等学院 3年生

しょっっっぱいぼだっこ!!

作品名

しょっっっぱいぼだっこ!!

作品に込めた思い

鮭がしょっぱい事を表現するために、塩の結晶を描きました。米粒を描くのが大変でした。

2.関東地区

𠮷川 怜那 さん
よしかわ れいな

私立 星の杜中学校 3年生

日光の夕暮れ

作品名

日光の夕暮れ

作品に込めた思い

栃木県の美しさやあたたかさを表現しました。三猿が宇都宮餃子を食べるという可愛らしい姿を描くことで、見た人が笑顔になったら良いなと思っています。

森村 心春 さん
もりむら こはる

千葉県船橋市立大穴中学校 2年生

千葉県の梨

作品名

千葉県の梨

作品に込めた思い

千葉県は梨がとても有名で、夏には毎年梨を食べているので、千葉県といえば梨かなと思いこのポスターをかきました。水しぶきをかき、梨のみずみずしさや爽やかさを表現しました。

中根 祐人 さん
なかね ゆうと

群馬県立前橋東高等学校 2年生

なっからうんめえ

作品名

なっからうんめえ

作品に込めた思い

地元の名産!というよりは私が好きなものをつめ込んだ、私の地元自慢のような絵を描きました。

飯野 由佳 さん
いいの ゆか

東京都立つばさ総合高校 2年生

図書館への道

作品名

図書館への道

作品に込めた思い

図書館へ続く裏道を描きました。猫のたまり場になっていて、ふと歩いて癒しにしています。東京の下町に猫たちの気配を描き、日常の温もりを映しました。猫は合計4匹います。探してみてください。

3.中部地区

村岡 美柚 さん
むらおか みゆ

静岡県伊東市立南中学校 2年生

按針祭

作品名

按針祭

作品に込めた思い

お祭の、暖かくて華やかな雰囲気が好きなので、絵を見た人が夏の空気を感じられるような作品を目指しました。

河田 姫奈 さん
かわだ ひな

あいち造形デザイン専門学校高等課程 3年生

おいしいものづくし

作品名

おいしいものづくし

作品に込めた思い

愛知のおいしくて、有名な食べ物を描きました。みそかつのソースや小倉トーストのつや感を出すのにとても苦労し、ひつまぶしの焼き具合や味噌煮込みうどんの具材にも力を入れました。

山下 留羽哉 さん
やました るうや

静岡県立浜松大平台高等学校 3年生

1番高く

作品名

1番高く

作品に込めた思い

年に一度のお祭りで、同じ町に住む仲間と年齢や関わりなど、関係なく、みんなで盛り上げ、楽しんでいる様子を伝えられるよう努力しました。

4.近畿地区

小島 結彩 さん
こじま ゆいろ

京田辺市立大住中学校 2年生

京都を彩る紙園祭

作品名

京都を彩る紙園祭

作品に込めた思い

京都の魅力をもっと知ってほしいと思ってかきました。紙園祭の鉾の迫力が伝わるように構図を工夫しました。

筒井 優 さん
つつい ゆう

久家麻子絵画教室 中学2年生

カラフルな街

作品名

カラフルな街

作品に込めた思い

大阪といえばたこ焼き。その明るさやにぎやかさを道頓堀の川にゆれるカラフルなネオンとあわせて表現しました。

古座岩 朱莉 さん
こざいわ あかり

宝塚市立宝梅中学校 3年生

兵庫名景

作品名

兵庫名景

作品に込めた思い

県鳥であるコウノトリを中心に名所・名産品を随所に散りばめました。あえてポップな色合いでメインの部分を描いて、より鮮烈に兵庫の魅力が伝わると良いなと思い、こだわって制作しました。

瀨古 菜々美 さん
せこ ななみ

大阪府立枚方なぎさ高等学校 3年生

共生

作品名

共生

作品に込めた思い

枚方市の象徴であるカワセミと菊を組み合わせ、枚方の誇りと美を一枚に込めました。

5.中国・四国地区

柴田 花瑠 さん
しばた はる

小豆島町立小豆島中学校 2年生

小豆島めぐり

作品名

小豆島めぐり

作品に込めた思い

小豆島にはたくさんの魅力があるのでそれが伝わるような構図にしました。写真風にしたのは空や海などの背景も一緒に描きたかったからです。

大久保 春 さん
おおくぼ はる

愛光中学校 2年生

石鎚山

作品名

石鎚山

作品に込めた思い

西日本で一番高く、とてもきれいな山なのに知らない人がいるなんて、もったいない!もっと石鎚山の美しさを知ってもらいたい!そんな気持ちで描きました。

大西 このみ さん
おおにし このみ

香川県立高松工芸高等学校 1年生

香川の天空の鏡

作品名

香川の天空の鏡

作品に込めた思い

香川県にはうちわ、ハマチ、オリーブなどの食べ物や伝統工芸などがあります。でも香川県にはそれだけではなく、景色も綺麗ということもこの絵で伝えたいです。

森 由依奈 さん
もり ゆいな

徳島県立城東高等学校 1年生

私の一番の組み合わせ

作品名

私の一番の組み合わせ

作品に込めた思い

私は休日になるとこの絵にある半田そうめんをよく食べます。そこにすだちとレンコンの天ぷらを入れて徳島でしかも私が好きな料理を組み合わせました。背景は藍染めです。徳島の魅力をたくさんつめあわせた絵。よく見て楽しんでください。

6.九州地区

大塚 百代 さん
おおつか ももよ

佐賀県立唐津東中学校 2年生

昼と夜

作品名

昼と夜

作品に込めた思い

昼と夜の空を一つの絵に描くことで、時間や世界の広がりを表現しました。気球には未来へ向かって自由に進んでいく希望や夢を込めています。

渡部 百礼 さん
わたなべ ゆら

福岡市立内浜中学校 2年生

いきなりまんじゅう

作品名

いきなりまんじゅう

作品に込めた思い

この作品に込めた思いは、最近はあまり和菓子などを食べることが少なくなってきたので描こうと思いました。まんじゅうのおいしそうなところを表現できたと思います。

鈴木 杏 さん
すずき あん

福岡県私立明治学園高等学校 1年生

戸畑の山笠

作品名

戸畑の山笠

作品に込めた思い

私の地元の中で一番眩しく豪華な文化です。この素敵な祭がもっとたくさんの人に知ってほしいと思いながら描きました。

柴田 蒼 さん
しばた あおい

福岡市立福岡西陵高等学校 3年生

目線が上がって

作品名

目線が上がって

作品に込めた思い

ここは昔私が住んでいた西浦の白木神社です。 人も少なく優しい自然に囲まれて落ちつける私の大切な場所です。青い綺麗な空と包んでくれるような木々を描写しました。

向井 彩 さん
むかい あや

宮崎県立佐土原高等学校 2年生

ひなたリゾート

作品名

ひなたリゾート

作品に込めた思い

「日本のひなた」と呼ばれている宮崎県の魅力を最大限に引き出すために、南国リゾートのように描きました。モアイ像を7色にすることで、鮮やかさを引き立てました。

審査員総評

林 亮太 さん

林 亮太さん(はやし・りょうた)
色鉛筆画家。グラフィックデザイナーやイラストレーターとして活動し、2009年より色鉛筆による制作活動を始める。日常の風景を中心に、その場の空気を感じるように描く。技法書・画集の出版多数。東京都出身。

〈林 亮太 さんの総評〉
このコンテストをきっかけに、美術の道へ進む子が増えていると聞きます。応募作品を見ていると、描く力だけでなく、思考力や観察力、そして「感じる力」がどんどん豊かになっているのを実感します。私自身も刺激を受けました。紙の上でここまで世界を作り出せることに、毎年驚かされます。これからも、自分が見たもの・感じたものを信じて、自由に描き続けてほしいです。

中村 佑介 さん

中村 佑介さん(なかむら・ゆうすけ)
大阪芸術大学卒業。ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどのCDジャケット、小説「夜は短し歩けよ乙女」や音楽の教科書の表紙カバーなどを数多く手がける。最新刊はCDジャケット全集「PLAY」(飛鳥新社)。兵庫県出身。

〈中村 佑介 さんの総評〉
年々、作品のレベルが上がっています。写実やデッサンの技術を超えて、「自分はこう見た」「こう感じた」という意思が伝わる作品が多かった。地元を題材にすることは、他人と比べることではなく、自分の足元を見つめることにつながる。だからこそ、描くことが楽しい。そんな前向きなエネルギーが今年は特に感じられました。

しずちゃん

しずちゃん
タレント。本名は山崎静代。お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のボケ担当。出演した映画「フラガール」で、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した。独特な画風が注目を浴び、2023年5月に初の個展を開催。手がけた絵本に「すきすきどんどん」(幻冬舎)、「このおに」(岩崎書店)がある。

〈しずちゃんの総評〉
今回も、どの作品も本当に楽しかったです。絵の見方がわからない人でも、感じることは誰にでもできます。だから、上手い・下手よりも、まずは描くことを楽しんでほしい。中高生の今しか描けない絵があると思います。時間がたてば、同じ気持ちでは描けなくなる。その瞬間を描くことこそが宝物です。

審査風景

審査風景

審査風景

審査風景

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