2022.05.11
「立てることで、学びが深まる!」 くふうマスター・尾木さん考案の『コクヨでくふう』(第2弾 後編)
こんにちは!トリオ・ザ・くふうです!仕事や学び、暮らしなどを上手に、そして楽しそうにこなしている「くふうマスター」に、トリオ・ザ・くふうがその「くふう」を聞きに行く『コクヨのくふう研究室』。尾木直樹さんをお迎えしてお送りしている今回、後編では、コクヨ製品を使って、いますぐできる『コクヨでくふう』を、くふうマスター尾木さんにご紹介いただきます。どんなくふうが飛び出すか、楽しみですね!
尾木 直樹 さん
1947年滋賀県生まれ。
早稲田大学卒業後、私立高校、東京都公立中学校の教師として22年、その後大学教員に転身して22年、合計44年間教壇に立つ。46歳で教育評論家として活動を開始して以降、テレビ番組のコメンテーターなど幅広く活躍。その穏やかな物腰から“尾木ママ”の愛称で知られ、情報・バラエティ・教育番組のほか、全国各地への講演活動にも精力的に取り組んでいる。教鞭をとっていた法政大学を2017年3月に定年退官し、現在は名誉教授。
尾木直樹さんの「コクヨでくふう」
くーちゃん:尾木先生、『コクヨでくふう』考えていただいて、どうでしたか?
尾木:こんなにたくさんの種類のノートと、鉛筆シャープや、2トーンのマーカーとか、ものすごくいろいろあって本当に楽しかったです。これを使ったくふう、子どもたちだったら、大喜びで考えますよね。大人は学生時代とか、子ども時代の癖が残っていて、ノートは、きれいに出だしをそろえて、カラフルにマーキングしてなどと、そこに力が入っちゃうんですけれども、あまりそういうことにとらわれないほうがいいと思うんです。
まずは、自由に方眼を使ったり、無地のノートにラフに発想したことや思い付いたことを だーっと書き出していく、言ってみれば、落書きノート的な感覚。子どもが落書きする感覚で、自由にどんどん書いていくのがいいんじゃないかと。
その後に、例えばラインマーカー使って、共通の項目に例えばピンクで色分けをする。それからブルーで、などとやっていく。次に色分けされたのを見て、ざっと3つぐらいのグループに分けたら、別のページに整理するんです。そうすると見た目にも整理されてきて、理解もすごくしやすいし、そして解決策まで見えてくることも珍しくないんですよ。
これがやっぱり、アナログのノートの絶対的なメリットなんですね。それに、マーキングしたときに「きゅっ」と摩擦音がしたりする。これがまたいいのよ〜!やっぱり楽しくなきゃ、学びじゃないんです。勉強は楽しくないかもしれないけど、学びは楽しく、そしてノートにペンで書くことで脳力もアップするんです。
うーくん:なるほど〜、ありがとうございます。なんだかすぐに学びたくなってきました! では、尾木先生の『コクヨでくふう』を教えてください。
尾木:大人キャンパスのノートパッドは360度曲げられて、すでに素敵な商品なんですが、今、家庭での学びが直面している課題に対応する形をくふうしてみました。
この2年間はコロナ禍で家庭学習をすることがすごく増えてきて、親御さんが教えたり、あるいは家庭教師を雇うご家庭もすごく増えたんですね。そのときに使える、パッと「立てられるノート」があれば、とても便利だと考えたんです。子どもが解いた問題や算数の式なんかを、こういうふうにして立てて親子で一緒に見るわけです。そうすると非常に見やすくて、共有しやすいですよね。教室の黒板みたいな感じで使えるんじゃないかしら。あと、立てると目立つから、家族間の伝言メモなんかにも使えそう。
ふっさん:すごい! ノートがクリップで立ってるぞい!
尾木:そう、今は表紙を折り込んで簡単にクリップで留めているだけですけれども、くふう次第でもっと使い勝手がよくなりそうな気がします。それに、さっきは子どもの家庭学習のアイデアでしたけど、大人が学ぶときにも結構使えると思うんです。学んだ内容をノートにまとめて、それを見えるように立てておきながら新しい部分に移る。それで「あれ?さっき書いたところ、どういうことだろう?」と疑問に思ったときに、わざわざ参考書をめくったりしていると集中力が途切れちゃうけど、まとめた内容が書いてあるノートが立っていればすぐにチェックできる。学びの効率アップ間違いなしです。それから仲間と一緒に学んだり、話し合いをしたりする時にも、ポイントを書き出して立てて置くことでみんなと共有できますし、ノートに書いた内容やメモをパソコン等に転記するときも、ノートが立っていると見やすくて便利じゃないかしら。上手く描けた絵を立てて飾っておく、なんていうのも素敵ね。
くーちゃん:あるあるすぎる...!それもすごくいいですね。
尾木:それともうひとつくふうしてみたんですけど、パンチで穴を開けて、そして鉛筆シャープを差し込んでみたんですね。立つだけじゃなく、抜き差しも簡単で、角度を変えたい時や持ち歩くときに便利かな~と!
うーくん:すごいですね...。ノートは平面で書くっていう発想しかなかったので、ノートを立てるということ自体が目からうろこです。
ふっさん: 書見台は売っているんじゃが、ノートが立つっていうのはびっくりじゃ。しかも、家にあるダブルクリップですぐできるのう。
尾木:そう、すぐできるわよ!
くーちゃん:わたし今から商品化の相談してきます!!
尾木:楽しみにしてますね!
トリオ・ザ・くふう:尾木先生、ありがとうございました!
ふっさん:というわけで、全3回の尾木先生篇、いかがじゃったかな。来月もたくさんくふうを聞いていくぞ〜!
<尾木直樹さんの「コクヨでくふう」まとめ>
ではまた、次のくふうで!
前編:本当の学びは「なぜ?」から始まる くふうマスター 尾木さんに聞く 学びのくふう
中編:本や新聞と「対話」する くふうマスター 尾木さんお気に入りの一品は?
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