
あっという間に面白いアイデアが出てくる、三角メモの取り方 2022.11.22

企画を立てるすべての人におすすめ
イベント、企画、セールスプロモーションなど、世の中を盛り上げるアイデアを考えている人。プライベートでイベントの計画を立てる時にも役立ちます。
短時間で豊富なアイデアが湧く
まじめに考えているだけでは思いつかない、テーマに沿ったユニークなアイデアをたくさん生み出せる。
「三角メモ」とは?
三角メモは、数々のヒット作を手掛けたコピーライターの小西利行氏が編み出したメモ術のひとつ。たくさんのアイデアを生み出し、その中からいいアイデアを選ぶ手法です。
「三角メモ」書き方のステップ
三角形を二つノートに書いて、テーマに関するキーワードをあげていき、ことばを組み合わせてアイデアを出します。どんなに独創的なアイデアも、テーマから離れることはありません
STEP1 ノートを用意する
好きなノートとペンを用意します。
どんなノートでもよいですが、大きめのノートの方がキーワードをたくさん書き出せて、より多くのアイデアを生み出せるでしょう。
無地、罫線、方眼罫など、ノートの種類も好きなものでよいです。三角の図形を書くので、方眼罫やドットが書きやすくておすすめ。
今回は、コクヨの大人キャンパスシリーズ「キャンパス ノートパッド(方眼罫)」A4サイズを使いました。
STEP2 三角形をふたつとテーマを書く
ふたつの三角形を真ん中の部分で少し交わるようにノートに書きます。これが、三角メモの土台です。
定規できっちりと線を引く必要はなく、フリーハンドで書いて大丈夫です。
何についてのアイデアを出すのか、テーマもしっかり書いておきましょう。今回は、「幼稚園のバザーで子どもが喜ぶゲームコーナー」をテーマにしてみました。
STEP3 左の三角形に「テーマに関する情報」を書き出す
左の三角にはテーマに関連する情報をキーワードで書き出します。
今回は、「幼稚園にあるものごと」を思い浮かべて書いてみました。
なかなか思い浮かばない場合は、次のようなことを挙げていってください。
• そこにあるモノ
• 体験できるコト
• そこにいる人
• 生み出した技術
• 呼び名
• あると嬉しいもの
だれも思いつかないようなことも含めて、とにかくたくさん書き出すのがコツです。
実際に書き出していくと、ひとつのキーワードをもとに次から次へと連想ゲームのように思い浮かべられます。
STEP4 右の三角形にターゲットの好きなことを書き出す
次に、右の三角形の中にターゲットの好きなことやものをたくさん書き出します。
今回の場合は、子ども(幼稚園児)が好きなもの・ことですね。
このときのコツは、左に書いた情報は一度忘れるようにすること。
写真の例で説明すると、左側の「幼稚園にあるものごと」という枠からはずれて子どもの好きなことだけを考えます。
短時間で挙げられるだけ挙げてください。
ターゲットがいま興味を持っていることを挙げていくので、ターゲットに刺さる旬な企画を生み出せます。
STEP5 左と右に出てきたことばを組み合わせる
出てきたキーワードを結びつけます。
実現可能かどうかを考えずに、「組み合わせが変だな」「面白いな」と感じたものをすべて書き出してみましょう。
• おどる先生
• 運動場でたからさがし
• フラフープ鬼ごっこ
• トンネルかくれんぼ
• エプロンプリキュア
• ロッカーお絵かき
• ビニールプール仮面ライダー
• 絵本YouTube
三角メモを活用しなければ思いつかないような組み合わせのアイデアも出てきました。
これらはアイデアの種です。この中から実現できるものを選びます。
たとえば、トンネルかくれんぼ。トンネルの中にイラストを貼っておき、「何が隠れていたかなゲーム」なんてどうでしょうか。
ゲーム感覚で楽しむほどに、画期的なアイデアが生まれます。