2023.02.15

手持ちのインクを1冊にまとめて。インク帳を作って色を楽しもう 2023.02.15

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ABOUT

手持ちのインクを把握したい人におすすめ!

万年筆インクが増えてきた人、これから万年筆インクを買い足したい人におすすめです。

インクの情報が一目でわかるようになる!

インクの情報が整理され、毎回試し書きしなくてもインク色がわかるようになります。

SUMMARY

インク帳(色見本)とは?

インクの色や情報をまとめたもの。ノートやカードなどで作ります。主にインク名やメーカー名を書き出します。インク色がよりわかるように、面で塗ることもおすすめです。

書き方のステップ

今回の書き方は、インク帳作りの一例です。利き手や書き癖に合わせて使いやすいフォーマットを作ってみてください。まずは、自分がまとめたいインクの情報を決めてみましょう。

KAKIKATA STEP

インクを塗るスペースを作る

最初に、インクの裏抜けが少ないノートを用意します。今回は、「PERPANEP(ペルパネプ)ザラザラ」を使います。ドット方眼は、文字を書くときには適度なガイドになり、インクを塗るときには目立たないのでおすすめです。

まず、インクを塗るスペースを作りましょう。近年では、インク帳を作るためのスタンプが売られています。スタンプを押すと、インク帳が華やかになるのです。

スタンプ台は耐水性のあるものを使いましょう。耐水性のないスタンプ台の場合、万年筆インクの多くは水分に弱い染料インクのため、インクを上から重ねたときに滲んでしまいます。

もちろんスタンプがなくても構いません。その場合、インクを塗るスペースを空けておきましょう。

インク帳1

つけペンでインク名やメーカー名などの情報を書く

次に、インクの情報を書き込みます。

 一般的には、メーカー名やインク名などの情報を書きます。他には、インクの型番や買ったお店やイベント、手に入れた時期など、自分の使いたい情報をまとめてみましょう。

 このとき使う筆記具は、つけペンやガラスペンなどがおすすめです。水で洗い流すだけでインクが変えられるので、複数のインクを使ってインク帳を作れます。

インク帳2

つけペンでよく使う文字や線を書く

インクは、書く文字や線の引き方によって濃淡が現れます。そこで、自分の名前などよく使う文字を書いておけば、実際に使うときの参考になるでしょう。

「永」の字を書くこともおすすめです。「永」の字は、とめやはらいなど、書写の基本である8つの点画を備えています。インクのさまざまな表情を確認するのにぴったりの文字です。

インクは線の重なりによって、色が濃くなるものもあります。ぐるぐると線を引いてみたり、網かけのように線を引いてみたりと実際に確かめてみましょう。

インク帳3

綿棒を使いインクを塗る

インクの色をより知るために、面でインクを塗ってみましょう。使う道具は綿棒がおすすめです。1つのインクにつき1つの綿体を使うことで、インクの混色を防げます。併せて、綿棒を捨てるゴミ袋を用意しましょう。

綿棒にインクを浸し、先ほど用意していたガラス瓶のスタンプに塗っていきます。インクの落下を防ぐため、綿棒に付きすぎたインクは、インク瓶の縁でしごきます。塗るときに、少しインクを重ねることがポイントです。

インクのなかには、1つのインクでさまざまな色が表れる「遊色」や、ベースの色の他に赤い色が表れる「レッドフラッシュ」を持つものがあります。広い面積だからこそ楽しめる、インクの表情に注目してみましょう。

インク帳4

作って、眺めて、インクの色を楽しもう

インク帳ができたら、インクの色を比べてみましょう。同じ青でも赤みがかった色や黄みがかった色など、違いを感じられます。

時間か経つと色が変化するインクや、光に当てるときらめくラメインクなど、インク帳にまとめることで、じっくりとインクを観察できるのです。次に買い足すインクの参考にもなります。

作って、眺めて楽しめるインク帳は、インクの魅力をたっぷり味わえるノートです。

インク帳5

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KAKIKATA PERSON
杉浦百香

文房具好きな左利きのライター。女性向けの記事を中心に執筆しています。最近の悩みは、増えてきた万年筆インクの収納場所。

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