2026年8月7日

第23回 人生のスイッチは、すぐ手元にある

やる気ペンリーダーが時間外に書くコラム🌱YARUKI OFF(やる気オフ)

「大人のやる気ペンで、工夫したポイントはどこですか?」
取材やインタビューなどで、よくこう聞かれます。この質問を受けるたび、僕はいつも「どうお答えするのが正解なのだろう」と頭を悩ませてきました。

そもそも、このペンは一言で説明するのがとても難しい商品です。そのため、これまではわかりやすさを優先し、取材のテーマに合わせてシンプルに3つほどに絞ってお答えすることがほとんどでした。

ところが先日、台湾での海外展示会に出展した際、これまで日本で使ってきた説明がそのままではまったく伝わらない……という壁にぶつかりました。
言葉も文化も違う人たちに、この商品の本質をどう届けるか。僕たちは一度原点に立ち返り、このペンに込めた「学習を楽しく継続する工夫」を、思いつく限りすべて書き出してみることにしたのです。

すると、発売からの1年間で少しずつ積み重ねてきた改良も相まって、なんと「30個以上」もの継続ハックが詰め込まれていることがわかりました。
「30個以上の継続ハックを搭載した学習ツール」――そう言葉にしてみると、世界中に通じそうなプロダクトに思えてくるから不思議です。

さらに最近、もう一つ面白い発見がありました。
実は「ペンを手に持つ」というフィジカルな行為自体が、最大の継続ハックなのではないか、ということです。

先日実施したユーザーアンケートで、驚くべき結果が出ました。なんと回答者の半数以上が、「書くとき以外」(動画講義を見ているときや、テキストを読んでいるときなど)でも、やる気ペンを手に握りしめているというのです。

最初は「本当だろうか?」と耳を疑いましたが、ペンを握るという身体的なアクションが、集中モードに入るための「スイッチ」になっているのだと、ユーザーの皆さんは感覚的に気づいているようでした。

発売して1年間、何度も何度も商品説明を行ってきましたが、開発者である僕たち自身がまだまだ見落としている価値がたくさんあったのです。

そして、これはプロダクトだけではなく、僕たち自身にも言えることかもしれません。

自分が当たり前だと思っている習慣を、外国人の視点で言葉にしてみる。ほんの少し位置づけを変えて眺めてみる。「人生をちょっと面白くするスイッチ」は、案外、僕たちのすぐ手元に転がっているのかもしれませんね。

今週も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

【今週の気になる言葉】
でも、ないんだよ、人生にはリセットボタンなんて。ざんねんながら、ないんだよ
 ――大島真寿美(小説家)


やる気ペンリーダーが時間外に書くコラム YARUKI OFF(やる気オフ)

「やる気ペンプロジェクト」を立ち上げてから約10年となりました。リーダーとしてジタバタともがく毎日ですが、時の流れはどんどん加速し、ますます先行きが不透明になってきたように感じます。週に一度その激流から離れ、今見えている風景や心がザラッとした出来事などを書いてみたいと思います。すぐに役に立つことはあまりないかもしれませんが、素直に自分の五感に従って、週一回お届けできたらと思います。

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