2026年3月6日
第7回 継続のヒケツ
やる気ペンリーダーが時間外に書くコラム🌱YARUKI OFF(やる気オフ)
「どうすれば物事を継続できるのか」
これは人類が火を使い始めた頃から(というのは少し大げさかもしれませんが)、僕たちがずっと頭を悩ませ続けてきた永遠のテーマの一つです。世の中には「継続の法則」や「習慣化のメカニズム」を説いた書物があふれていますし、昔の人たちもきっと同じようなことで溜息をついていたに違いありません。
僕たちやる気ペンチームも、日々蓄積される膨大なデータを眺めながら、人生100年時代に「どうすれば学び続けられるのか?」を考えています。そして先日、データから導き出された「3つの継続の秘訣」を発表しました。
★勉強しようと決意した「理由」を書いてみる
★とにかく最初の「6日間」を継続する
★「朝の時間」を確保する
↓ 詳しくはこちらをどうぞ
今年こそ学びを習慣化!ベネッセとコクヨが数万件のデータから導いた大人の学びの「継続の秘訣」を発表
……「なーんだ、そんなことか」と思われたでしょうか。データが教えてくれる真実というのは、往々にして拍子抜けするほどシンプルで、経験的には知っているものだったりします。「当たり前のこと」ができないから、僕たちは今日もジタバタしているわけですが、この3つに絞れば何とかできそうな気がしてきませんか?
そして実は、この二ヶ月ほど僕自身が「一人実験」を繰り返してみて、切実に感じていることがあります。
二番目の「6日間」も三番目の「朝の時間」も、確かに即効性はあります。でも、結局のところ一番土台になるのは、一番目の「理由を書いてみる」ではないか、ということです。
それも、単に「英語を話せるようになりたい」といった綺麗な言葉ではありません。
もっと生々しい、例えば「あの日、ライバルに完敗して悔しくて眠れなかった夜のこと」や「自分の不甲斐なさに、腹が立って仕方がなかった瞬間のこと」。そういった、包み隠さない「剥き出しの感情」をノートに書いてみるのです。人に見せるものではありませんから、ときには「デスノート」のような様相を呈しても構わないのだと思います。
どこかで読んだ記憶があるのですが、そもそも「感情」というのは、身体を動かすために動物に備わった機能だそうです。恐怖を感じて逃げる、怒りを感じて戦う。動物にとって感情とは、肉体を動かすためのスイッチそのものなんですね。
だとすれば、感情こそが「継続のスイッチ」であるという話も、理にかなっている気がします。論理ではなく、お腹の底にあるドロリとした熱量こそが、僕たちの身体を動かすのです。
もし将来、自分が決意した瞬間の感情を100%鮮明に思い出せる装置が発明されたら、僕たちはもう「継続」に悩むことはなくなるのかもしれません。
スイッチを押すたびに、あの日の悔しさや情けなさが五感に蘇る……。うーん、それはそれで少し恐ろしい装置になりそうですね。「希望に満ちた理由」の人には最高の体験かもしれませんが。
だんだん持ち前の空想癖が膨らんできましたので、今回はこのあたりで止めておくことにします。
【今週の気になる言葉】
心には、理性では分からない理屈がある
(フランスの数学者・哲学者 パスカル)
やる気ペンリーダーが時間外に書くコラム
YARUKI OFF(やる気オフ)
「やる気ペンプロジェクト」を立ち上げてから約10年となりました。リーダーとしてジタバタともがく毎日ですが、時の流れはどんどん加速し、ますます先行きが不透明になってきたように感じます。週に一度その激流から離れ、今見えている風景や心がザラッとした出来事などを書いてみたいと思います。すぐに役に立つことはあまりないかもしれませんが、素直に自分の五感に従って、週一回お届けできたらと思います。

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