2026年5月15日

第16回 身体で感じる学びの時間

やる気ペンリーダーが時間外に書くコラム🌱YARUKI OFF(やる気オフ)

この一年、いわゆる「勉強する大人」の方々とお話しする機会をたくさんいただきました。お話を伺うたびに、学ぶ目的とは人生の数だけあるのだと、あらためて実感させられます。

そんな皆さんの学びのスタイルを眺めていると、大きく二つのグループに分かれるような気がしています。
一つは、資格試験をはじめとする「社会的な証明」を得るための学び。もう一つは、「学び続けること自体が心地いい」という境地の学び。前者を高見のゴールを目指す「エベレスト型」、後者をその行為自体を楽しむ「バーベキュー型」と言い換えることができるかもしれません(よく「生涯学習」という言葉も使われますが、なんだか定年退職後の趣味のような響きがあって、僕としては少し違和感があり……。何か、もっとしっくり来る言葉はないですかね)。

面白いことに、この「バーベキュー型」の学びを語る方の言葉には、何か共通した「身体的な心地よさ」が宿っています。
こだわりの筆記具のペン先がノートに刻み込む感触。ひらすら発音を繰り返すことで得られる外国語との一体感。漢字の辞書をペラペラとめくり、新しい知識に触れた時のゾクッとする感覚。
こうした「身体で感じる学びの時間」そのものが、実は究極のモチベーション・スイッチなのではないでしょうか。

「やる気ペン」は、「ペンを動かす」という身体的な時間を見える化する道具です。それが、単なる学習タイマーでの「数字の計測」と本質的に異なる点なのだと、発売して七年目を迎えた今さらながら、深く再認識しています。

数字としての時間ではなく、「自分の身体が感じ取った確かな手応え」そのものを慈しむ。実はこんなメカニズムがあったからこそ、多くの方に受け入れていただけたのかもしれません。

世の中の動きが加速すればするほど、この「身体で感じる時間」を大切にしたいものですね。今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【今週の気になる言葉】
「もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ」
ミヒャエル・エンデ 著「モモ」より


やる気ペンリーダーが時間外に書くコラム YARUKI OFF(やる気オフ)

「やる気ペンプロジェクト」を立ち上げてから約10年となりました。リーダーとしてジタバタともがく毎日ですが、時の流れはどんどん加速し、ますます先行きが不透明になってきたように感じます。週に一度その激流から離れ、今見えている風景や心がザラッとした出来事などを書いてみたいと思います。すぐに役に立つことはあまりないかもしれませんが、素直に自分の五感に従って、週一回お届けできたらと思います。

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