公式アカウント
Twitter Instagram
「アフリカの庭」

スペシャルインタビュー

子どもたちのもっと知りたい!を引き出すべくスタートした「もっとやる気の庭」。
第一弾の目玉は、2021年7月に追加された「アフリカの庭」です。
テーマはそれぞれ「水辺」「草原」「砂漠」に分かれており、
庭でゲットできるアイテムは『ジャポニカ学習帳』のノートで紹介されてきた貴重な生き物ばかり。
すごろくのコマを進めることで、アフリカへの好奇心が芽生え、
もっと知りたい!という探究心が刺激される庭となっています。

「アフリカの庭」スペシャルインタビュー #1

ジャポニカ学習帳が監修した
「アフリカの庭」の魅力とは?

遠い異国の地・アフリカのことを、丁寧に作り込まれた庭とさまざまな生き物アイテムで伝えてくれる「アフリカの庭」シリーズ。

この庭の企画監修をしてくれたのが、子どもの学びを応援する『ジャポニカ学習帳』の商品開発本部の方々です。

今回は、「アフリカの庭」の魅力に迫るべく、小学1年生の娘の母親である、わたくしライター・江角悠子が、しゅくだいやる気ペン公式キャラクターである「伝説のやる木族」と一緒にインタビュー!答えてくださったのは、『ジャポニカ学習帳』の商品開発本部に所属する水野憲彦さん、須賀泰智さんのお2人です。

インタビューの内容は前編・後編の2回に分けてご紹介します。


ライター江角悠子(以下、江角)

はじめまして、ライターの江角と申します。本日は『ジャポニカ学習帳』や、「アフリカの庭」の魅力について、いろいろと教えてください。どうぞよろしくお願いします!

伝説のやる木族

お願いしますっ!

ライター江角

ジャポニカ学習帳といえば、子どもの頃は私自身も使っていた、とても馴染みのあるノートです。印象的なのは何といっても、いろいろな生き物が映っている表紙ですよね。

須賀さん

ありがとうございます。ジャポニカ学習帳は1970年に発売され、50年の歴史があります。使う子どもたちのことを考えて、いろいろな工夫を凝らしてきました。その1つが表紙です。

実は表紙に使っている写真は、取材班を派遣して撮影した、世界に1枚しかない貴重なオリジナル写真なんです。撮影をお願いしているのは、花と昆虫の共進化や花生態学など、植物にとても詳しいカメラマンの山口進さん。「あるがままの美しさを写真に収めたい!」と、花なら一番キレイに咲く瞬間を押さえるためだけにアフリカへ再撮影に行くこともあるくらい、とても情熱を持って撮影をしてくださる方です。

ライター江角

そうなんですね!わざわざ表紙のためだけにアフリカまで撮影に行かれていたとは、知りませんでした。表紙にはいろいろな種類の写真が使われているかと思いますが、どんな風に選んでいるのでしょうか?

須賀さん

現在、ジャポニカ学習帳は約50冊ほど出ています。表紙に選ぶ植物は見た目の美しさのほか、珍しい植物だったり、面白いエピソードがあるという視点で選ぶこともあります。子どもたちには表紙の写真をきっかけに「なんだろう?」と植物に興味を持ってもらい、自然を愛する心を育んでもらえたら…という思いが込められています。

伝説のやる木族

たしかに、ユニークな花びらの形、鮮やかな色も多くて目が釘付け!

水野さん

ちなみにノートの最初と最後には、学習百科の情報が掲載してあります。学習帳を発売した当時、ほかの学習帳と差別化を図るために、小学館から出ていた『ジャポニカ大日本百科事典』とタイアップ。そこに掲載されていた情報をノートに盛り込んだのです。

ライター江角

そうだったんですね。子どもの頃にノートを使っているとき、最初と最後のページに載っているコラムを読むのがちょっとした楽しみでした。掲載する内容はどんなものがあるのでしょう?

水野さん

「アフリカの生き物」「行ってみたいな!世界旅行」「なるほど!食べ物のひみつ」「地球・自然について知ろう」という4つのテーマで掲載しています。学習帳を使う学年や、科目によって、載せる内容は異なるのですが、いずれも世界中の自然に親しみを持ってもらったり、知識を広げてもらったり、願わくば、地球環境への関心を高められるようなテーマで選んでいます。

ライター江角

そんな深い思いが込められていたんですね〜。表紙のためだけにアフリカまで撮影に行ったり、百科事典の情報が盛り込んであったり。そうした情熱を込めて作られた学習帳が100円ちょっとで購入できるとは。とてもありがたく感じてきました!

水野さん

ありがとうございます(笑)

伝説のやる木族

表紙にそんな秘密があったとは。ぜんぜん知らなかった…。

ライター江角

今回、監修した「アフリカの庭」にも、そうした思いが込められているということでしょうか?

須賀さん

そうですね。今回の「アフリカの庭」には、ライオンやワニといった、子どもたちがまず興味を持ってくれそうなアイテムもいろいろ入っています。コクヨの担当者の方とも話し合いをする中で、小学生に興味を持ってもらえる入口になりやすいのが、そうした「アフリカ編」じゃないかなという結論に至り、まずはアフリカ編から作ることになりました。

ただ、よく知られた動物のほかに、小学生が知らないであろう動物や植物もあえて盛り込んでいます。というのも、子どもたちが知らないから、もっと詳しく知りたい!と思ってもらえるように。気になったら、自分で図鑑を調べてもいいし、学習帳を見てもらってもいい。興味を持って自分からどんどん調べてもらえたらうれしいですね。

水野さん

やる気の庭のアイテムはあくまできっかけにすぎなくて、あとは子どもたちが自分で自分の世界をどんどん広げていってくれたらという思いがあります。

ライター江角

たしかに子を持つ親としても、子どもにはいろいろなことに興味を持ってもらいたいですし、気になったことはどんどん自分で追求していってほしいなと思いますね。たとえば、やる気の庭を一緒に見ながら、「この植物は、日本で見たことないね、なんだろうね?」といった声掛けをすることで、子どもの興味を引き出せたらいいなと思いました。

須賀さん

ええ。ワニだ、やった!強そうなアイテムゲットできた!と喜んでもらうのもいいんですけど、より好奇心を掘り下げてもらえるきっかけになれたらうれしいですね。


次回のインタビューでは、いよいよ「みずべの庭」「そうげんの庭」「さばくの庭」と、それぞれの庭の魅力について迫ります!