小学生の筆箱買い替え問題に迫る

2020.05.08

小学生の筆箱はいつ買い替える?~今どきの筆箱事情をコクヨペンケース博士に聞く~

小学生の筆箱買い替え問題に迫る

小学生のお母さん方から意外と多く上がる疑問の一つ「小学生の筆箱はいつ買い替えるべきか」。今回、約600人の筆箱とその中身を見てきた当社のペンケース博士へのヒアリングを通じて、「箱」から始まる理由と、買い替えのタイミングについてまとめました。

今年は楽しみにしていた小学校へ未だ通えていない子どもたちも多いと思います。学習の遅れや集団生活への適応を心配される親御さんも多いと思います。今はまだストレスも心配事も尽きない中ではありますが、これから必ず訪れる学校生活に向けて、今回は文具に関するちょっとした豆知識をお届けできればと思います。

ということで、

今回のお題は、「小学校入学時に買った筆箱をいつ買い替えるべきか」です!

 

「どのくらいの頻度で買い替えるか」「壊れにくい筆箱ってどれ?」「ファスナー付きを買っても大丈夫?」「そもそも箱タイプでないといけない理由って何?」等々、多くの親御さんにとって意外と分からない筆箱の問題に、コクヨのペンケース博士が答えます。

話を聞いた人

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コクヨ株式会社ステーショナリー事業本部マーケティング本部商品企画部
西 大貴

2019年からペンケースの商品企画を担当。これまでにない新たなペンケースを模索し、
小学生から社会人まで約600人の筆箱とその中身を徹底調査・分析

 

 

小学低学年に「箱タイプ」が必要な3つの理由

現在、国内の小学校の多くは、入学時に買い揃えるべき筆箱として、マグネット式で蓋が開閉する箱型タイプを推奨しています。

200507_img2.jpeg「ペンケース実態調査」から実際の使用写真 (2018年 コクヨ調べ)

その理由について、西は、「小学校に上がったばかりのお子さんには、3つの『ない』が大事だから」だと言います。

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ポイント1:忘れない

小学校1年生にとっては、その日の授業で必要な用具を自分で準備できるようになることも大事な教育。きちんと入っているか、すぐに分かる箱型の筆箱でその訓練をします。

 

ポイント2:なくさない

万全の用意をして学校に行けたとしても、今度は使った鉛筆や消しゴムを落としたりなくしてしまうかもしれません。この「落とし物」「なくしもの」予防にも、出したものがちゃんと入っているかどうかを一目見て確認できる箱型タイプが重宝します。

 

ポイント3:探さない

「鉛筆と消しゴムを机の上に出してください」と言われたらすぐに取り出せることも意外と重要。皆がガサゴソと筆箱の中を探すのに時間がかかると、先生も困ってしまいますよね。

 

小さな子どもが使うものなので、使い方によっては蓋の表面のビニールが破れてしまったり、蓋が壊れてしまうということもあるかもしれません。買い替えざるを得ない状況になっても、低学年のうちはやはり「箱」型が良いようです

ちなみに、学校によっては、キャラクターものを禁じているところもあります。
子どもの気が散ってしまうことや、みんなと違うものを使うことでいじめの原因になりかねない、というのが理由だそうです。

また、ブリキ缶でできたいわゆる「缶ペンケース」や、プラスチックでできたケースについても、落とすと大きな音がして壊れやすいため禁止する学校が多いです。

 

 

ファスナータイプへの移行を決める「中身の量」

小学校34年生になってくると、学校生活にもずいぶん慣れて、先生も筆箱について厳しい指導はしなくなります。この頃から徐々に、筆箱に代わってポーチ型のペンケースを持つ子どもが増えてきます。

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「ペンケース実態調査」から実際の使用写真 (2018年 コクヨ調べ)

「ファスナータイプのペンケースへの移行を決定づけるのは持ち物の量」だと西は言います。

小学校12年生のうちは、鉛筆、消しゴム、定規、サインペン、鉛筆削りがあれば用が足りますが、34年生になってくると三角定規と分度器とコンパスが加わり、さらに56年生になると、ハサミ、スティックのりなどが追加されてきます。

こうなってくると、必然的に、低学年のうちに使っていた筆箱では入りきらないという現象が起こり始め、大容量ファスナータイプのペンケースへの移行が起こり始めます。

200507_img4.jpg「ペンケース実態調査」から実際の使用写真 (2018年 コクヨ調べ)

この変化は授業の内容やプリントの使われ方によるもので、男女で傾向に差はないとのこと。

 

男の子と女の子で分かれる好みと使い方

一方で、男の子と女の子で大きく傾向が分かれるのは、ペンケースの見た目と使い方。

見た目に関しては、女の子はもちろんファッション性重視。形や色がかわいいものが人気です。この頃になるとキャラクターものであっても先生も気にしなくなるため、キャラクターポーチも増えてきます。

対する男の子はスポーツブランドのロゴ入りのポーチタイプが圧倒的に多いのだとか。

また、その使われ方についても中学年以降は男女差が出てくると西は言います。「女の子は自分が気に入ったかわいい文房具をかわいいペンケースの中にコレクションして楽しむ。一方、男の子は基本的には入れっぱなし。文房具に対して無頓着なので、中身がぐちゃぐちゃになってしまっている子も結構多い」。

ポーチ型は大容量である一方、中身を探しにくいという難点も。特に男の子は、全部机の上に出してみて初めて発見される、みたいなこともしばしば・・・。

 

整理下手な男子にこそおすすめ「ネオクリッツハイル」

こうした実態調査を経て、これまでにない新しいペンケースを開発しようと西が着目したのは、「ペンケースの中の整理整頓」。特に、整理整頓が苦手な子向けに、手軽に整理ができるこれまでにないペンケースのあり方を考え続けた結果がこちら。

ネオクリッツハイル

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最大のポイントは「2階建て吹き抜け構造」!!

・・・ん?何?いきなり家の話?と思われますよね。

実は、このネオクリッツハイル、手に取ってみると中は2段構造、外側は吹き抜けになっています。

手前の1階部分には消しゴムや鉛筆削りを、2階にはコンパスやハサミが入ります。そして、吹き抜け部分はキャップをつけた鉛筆がすっぽり収まり、定規も18㎝までの長さであれば入ります。

ちなみに、ネオクリッツハイルの「ハイル」はこの吹き抜け部分に削りたての鉛筆にキャップをつけた長さでも「入る」ことと、鉛筆の高さが「High」でもしっかり収まる、というところから名付けられました。

ペンケースは年齢を追うごとに比較的自由になるアイテムですが、シャーペンについては小学校6年間を通じて禁止されている学校もあります。削りたての鉛筆にキャップをつけたままでもしっかり収まる、というのは小学生のペンケースにおいてはとても重要です。

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立つタイプなので机の上でも省スペース

カラーリングは男の子にも使いやすいスポーティーカラー。もちろん、女の子が使っても違和感はありません。

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整理整頓が苦手でも、これならモノがなくなったり、見つからなかったりする心配もありません!

小学校の6年間で子どもはどんどん成長していきます。それに合わせて、学ぶ内容も、持ち物も、変化していきます。勉強する本人の好みももちろん気にしてあげながら、その時々で最適な筆箱を選んであげてください。

(奥山)

  

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