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みんなメモ帳を何に使っているの?気になる職業の方に聞いてみた【前編】

2017.12.20

みんなメモ帳を何に使っているの?気になる職業の方に聞いてみた【前編】

年間3000万冊以上販売されているリングメモに、いったいみなさんが何を書いているか気になった編集部では、1072名の社会人にアンケートや、さまざまな職業の方へのインタビューを通して、気になるメモの中身、使い道を徹底取材しました。

#メモ術

日本人はメモを取るのが好きだと思っているのは私だけでしょうか。さっとポケットから取り出してメモを取る姿は、まじめで勤勉な国民性を表す代表的なシーンの1つだと思います。新入社員の時に、「メモをちゃんと取れ!」と教育して頂いたことも思い出します。

ノートに書く人、手帳に書く人、いろいろ好みはあると思いますが、コンパクトに折りたたんで立ちながらも書けるリング式のメモ帳を利用している方が多い気がします。実際に、どれくらい利用されているかというと、その国内販売数は年間3000万冊以上にのぼるということです。(コクヨ調べ)

そんな大量のメモ帳に、いったいみなさんが何を書いているか気になったinspi編集部では、1072名の方にコクヨが実施した「メモに関するwebアンケート」を読み解き、さらに特殊な職業の方にインタビューをして、気になるメモの中身、使い道を徹底取材いたしました。

9割を超える人がメモを利用。毎日使う人は60%も!

メモを何でも取る人のことを「メモ魔」なんていいますが、毎日利用している人が6割もいらっしゃるなんて、日本人はみんな「メモ魔」といってもよいのではないでしょうか。そして93%の人がメモを使っているということです。メモはとても身近なアイテムのようです。

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(図)「2017年10月コクヨweb社会人調査(n=1027)のうち社会人373名の回答」

一番使われているのはメモパッド型(47%)次いでリング型(29%

街頭ではリング型メモ帳を使っている人をよくみかけると思っていた編集部員には意外でしたが、RHODIA(ロディア)などに代表されるメモパッド型が半数近くの回答でした。次いで3割の方がリングメモという結果ですが、リング型が多い印象はきっと接客や現場で働いている方を見かけることが多いからではないか、という仮説のもと、取材に向かいました。メモを取る職業でまっさきに思い浮かんだのは接客業。という訳で、早速、ウェイトレスの方とキャビンアテンダントの方にお話を伺いにいきました。

和装ウェイトレスさんの場合

山村理恵さんは、一級着付け技能士の資格を持ち、挙式場やイベントなどで着付けのお仕事をされながら、和装ウェイトレスなど幅広い分野でご活躍されています。

-普段リングメモをお使いだとお聞ききしましたが、どんな使い方をされているのでしょうか。

「電車で利用することが多いです。なかなか時間が取りにくいので、通期時間はやることなどを整理するのに貴重な時間です。晩ご飯の準備とか家庭のことを、セミナーで習った4分割の方法で、重要度と緊急度の4象限に分けて整理しています。重要だけど緊急でないことをきちんと対応すると心が豊かになるんですよ(笑)」

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重要で緊急の象限には「ごはん」と記入されている

-素敵ですね!ビジネスマンみたいなフレームを、家庭用に使っている方に初めてお会いしました(笑)ほかに手書きする理由はありますか?

「ケータイは情報を受け取ったり、見たりするにはよいのですが、タイムラインで流れていってしまうので、手書きのメモで書き出して整理します。」

-なるほど。お仕事ではどのように使われていますか?

「式の日程や着付に関する覚え書きで使って、終わったら破り捨てていきますね。着付け師の装束は黒と決まっているので、メモもモノトーンのものを使います。着物を扱う仕事なので、現場によってはボールペンが使用不可の場合がありますし、場合によってはお化粧も禁止されることもあるんです。」

着物とリングメモ帳と筆記具
着物とリングメモ帳と筆記具

-メモへのこだわりはありますか?

「不要になったら破り捨てられるリングメモが気に入っています。ひっかけたりすることがないので、ソフトリングのメモが和装にはいいですね。巾着袋にも金属のリングはよく引っかかってしまうので、ソフトリングはよいです。できれば和っぽいものを出して欲しいです。」

キャビンアテンダントさんの場合

MKさんは国内線を担当しているキャビンアテンダントで、メモには3色ボールペンを使ったり、ペンと紙の相性にも気を使うこだわり派です。

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フライト前に送られてくる情報をメモするというMKさん

-CAの方ってどんなことをメモされているのでしょうか?

「一番は事前にメールで送られてくるお客様の情報をメモしておく事が多いですね。機内食の個数や優先搭乗の人数などはフライト毎に変わるので、必ずチェックしています。」

-そういう情報はメモ帳に記入するのですか?

「メモ帳に記入する場合もありますが、毎回フライト内容がまとまったプリントが事前に配られますので、そこに追記するという事も多いですね。でも、メモ帳も併用しています。台風の時やキャンペーン実施時は、マニュアルに載っていない事をアナウンスしなくてはならず、メモ帳に文章をおこして喋っています。また、安全知識訓練をフライト前にクルーで行うのですが、質問には絶対に答えられないといけないので、直前まで安全知識に目を通しておけるようにA7のメモ帳に記入して持ち歩いています。答えられないとその日の搭乗を禁止され、帰される場合もあるんですよ(笑)」

-メモされるタイミングって、意外と実際の搭乗されている時には少なさそうですね。

「はい、むしろ通勤中の電車の中で書いている事が多いですね!書くにしろ、メモを見返すにしろ、外で使うことがほとんどなので折り返せるリングタイプをよく使っています。」

-リングのメモをよく使われているということですが、不満点はありますか?

「リングが邪魔して左ページが書きにくいことです。もう、左ページは書かずに右ページだけ使っていますね。あとは、リングのメモだと重いものが多いので、なるべく軽いものを選ぶようにしています。」

-今回使っていただいたソフトリングminiは、いかがでしたか?

「軽くて、持ち運びしやすいのがよかったです!それとすごく書きやすかった。特に気に入ったのはミシン目がきれいに入っていたことです。初めて飛行機に搭乗してくれて不安な気持ちを抱えているお客さまには、少しでも安心していただけるようメモ帳を使ってお手紙をお渡ししているのですが、今までのリングメモではどうしてもちぎった跡をきれいにするのに時間がかかっていました。機内にはさみは持ち込めないので、「頑張って爪で折り目をつけて、手で慎重に切りとる」という作業は意外と時間がかかるんです。ソフトリングに入っているミシン目だと、何も考えずにさっとキレイに切れました。」

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フライト情報などをメモしておく

まとめ

個々のお客様の事情やお好みなどを知ったうえで、丁寧な接客をするということの大切さをお二人へのインタビューから感じとることができました。メモ帳はそのようなホスピタリティを支える道具だったんですね。次回の後編では、命に係わる情報を扱っている職業の方のメモの使い方をお伝えします。こちらもお楽しみに。

【注釈】取材では、コクヨ製ソフトリングノートを予めサンプルとしてお渡したものをご利用いただき感想を伺っています。

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