

ひとつには、テープは経済的な交換できるタイプにすること。さらに詰め替えもワンタッチにしました。本体は白、交換部分はブルーを使って、本体と交換部分を区別させ、一発で交換方法がわかるようにしました。
握りやすさ、持ちやすさも重視しています。手の小さい女性にも使いやすいように、先端を小さくして小回りのきく形状を実現しました。 また、キャップは本体と一体化し、はずす手間や紛失を防止。
ヘッド部分には特にこだわりがあります。先端ローラーにチューブを入れて適度な弾性を持たせ、流れるような軽い引きを実現。多少のゆらぎも吸収できるようなりました。最後まできちんと使い切れるのも、従来の製品より優れている点です。

やはりパターンを出すことですね。一番最初の試作パターンは簡単にできたんですよ。これならもうあと何回かテストすれば製品化できるぞと思いました。でもそこからが長かった(笑)。パターンの大きさを変えてもダメ、のりを変えてもダメ、セパレーターを変えてもダメ・・・。毎日がトライ&エラーの繰り返しでした。
何度かきれいなパターンが完成し、上司に報告に行くと、なぜか形が崩れている(笑)。時間が経ってのりが流れ変形していたんです。そんなことが度々ありまして、あの時は本当にがっくりきましたね。
ドットライナーは完成までに3年かかりましたが、そのうち2年半はテープやのりの開発に費やされています。開発スタッフや社外の協力に支えられて、なんとか完成まで漕ぎ着けることができました。
文具製品は巷にあふれるほどあります。膨大な数から選ばれるために、私がこだわっているのは“ナンバーワン製品を作り上げる”というコクヨのモノづくりの精神です。もっと使いやすく、お客さまにより良い商品を届けたい、という思いでドットライナーを完成させました。
のりの“キレ・付き・引き”を向上させたドットライナーは、より使いやすく、きれいな仕上がりを実現しました。今までのテープのりを超えた、使いやすさをぜひ実感していただきたいですね。